絵本のじかん

10月は「わすれられないおくりもの」をご紹介します

「わすれられないおくりもの」

作・絵:スーザン・バーレイ
訳:小川 仁央
評論社(1200円+税)


あなぐまは、強いのです。
死が近くにあって、体が言うことを利かなくなってもくよくよしたりはしないし、恐れたりもしない。
ただただ、残していく友人たちに思いをはせて、そのあとのことばかりを心配しているあなぐまの、優しさ。

子供の頃に読んだ時は、あなぐまの強さも優しさも分からなかったけれど、大人になってから読んだこの本には学ぶことがたくさんありました。
私だって、近日中にこの世界とさよならをしなければらない日が来るかもしれません。
「死」とは意外と身近にあるものなのです。
その時、私はあなぐまのように恐れず、優しい気持ちを持とうと心に決めています。
残していく娘や夫のことは心配だけれど、一緒に暮らしてきた中で 彼らに残してきたものがあると自負しています。

この物語に登場するモグラも、キツネも、カエルもウサギの奥さんもあなぐまからしあわせな、わすれられないおくりものをもらいました。
いつもこの本を読み聞かせるたびに、涙に声が詰まります。
私はつい自分がいなくなることを考えてしまいますが、実はこの本は「生きる糧」の本なのだと思います。

どの人も誰かにわすれられないおくりものをして暮らしているのでしょう。
この本を通して、「生きること」をご家族でお話してみてください。
小学校中学年から一人でも読める絵本だと思います。
大人の方も涙活にいかがですか?

絵本の紹介者

■まかべあさみ

仙台市出身、さいたま市在住 高1の娘の母。
嫁ぎ先の工務店を手伝うかたわら、児童文学の勉強を始め、作家を目指し活動中。
2016年7月には念願のカフェを出店。
絵本とごはんとおやつのお店「かふぇぎゃらりー本と台所」店主として奮闘中。

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「かふぇぎゃらりー本と台所」
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〠337-0043
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